公開日:2026年6月6日 / 最終更新日:2026年6月7日
家族だけで、ゆっくり結婚式を挙げたい。
そう考えはじめたとき、
「家族婚はどこに頼めばいいの?」
「フリープランナーって、式場と何が違うの?」
という疑問が出てきます。
このブログでは、名古屋を拠点に活動するフリーウェディングプロデューサーの視点から、
家族婚の進め方、費用の目安、式場での家族婚との違い、当日の内訳まで、
家族婚を検討しているおふたりが知りたいことを、ひととおりまとめました。
ブライダル業界に約15年、400件以上の結婚式に関わってきた経験から、できるだけ正直に書きます。
特に、こんなふうに思っている方に向けて書いています。
- 派手なことはしたくないけれど、人生の節目はちゃんと整えたい
- 毎日仕事を頑張っているぶん、自分たちの大切な日は、妥協したくない
- 自分たちらしい形で、でもちゃんと意味のある一日にしたい
「フリープランナーに頼む家族婚って、実際どう進むの?」という疑問の答えを、
最後まで読めば、ぜんぶイメージできるようにしています。
家族婚とは何ですか?
家族婚とは、両家のご家族や、ごく近しいご親族だけで挙げる結婚式のことです。
人数の目安は10〜20名くらい。両家のご両親、ご兄弟、お祖父母、伯父叔母、いとこなど、本当に近しい方だけを招きます。
「友人や同僚を呼んで、にぎやかに」というスタイルではなく、
家族と、ゆっくり、丁寧に時間を過ごすことを大切にする結婚式です。
最近、家族婚を選ぶおふたりが増えています。理由は、いくつかあります。
- 「派手な式は望んでいない」
- 「大切な家族に、ちゃんと向き合いたい」
- 「主役感のある場が、苦手」
- 「これまでの感謝を、しっかり伝えたい」
- 「将来のために、結婚式の費用を抑えたい」
価値観の変化に合わせて、結婚式そのものの形も変わってきています。
家族婚は、結婚式場とフリープランナーのどちらに頼めばいいですか?
「効率よくサクッと済ませたい」おふたりには、結婚式場・小規模専門のパッケージ型が合います。
「家族婚だけど、ちゃんとコンセプトを持って、自分たちらしい一日にしたい」おふたりには、フリープランナーが合います。
家族婚を相談する先には、大きく2つの選択肢があります。
それぞれ、できることが違います。
結婚式場・小規模専門のパッケージ型プラン
- 安価で、短期間で実施できる
- 用意されたパッケージから選ぶ形が中心
- 打ち合わせは1回〜数回程度のことが多い
- 会場は、その式場・チャペル・バンケットに限定される
- 演出やオプションは、パッケージの範囲内で選ぶ
フリープランナーの家族婚
- ゼロから、おふたりに合わせて組み立てる
- 通常の結婚式と同じくらいの工数をかけて、打ち合わせを丁寧に重ねる
- ひとりのプランナーが、最初から最後まで担当する
- 会場は、料亭・レストラン・古民家・ガーデン・ご自宅など、自由に選べる
- 演出も、ふたりの感覚に合わせてカスタマイズできる
- ご家族との関係性や、伝えたい想いから、設計していく
ざっくり言うと、式場のパッケージ型は “用意されたものから選ぶ” 形、フリーは “ゼロから一緒に創る” 形です。
費用は、フリーのほうが少し上がります。ただ、その分、内容の自由度と、おふたりに合わせた設計の深さが違ってきます。
フリープランナーと創る家族婚の、進め方は?
KIVI の家族婚プロデュースは、ヒアリング → 会場探し → コンセプト設計 → 当日の設計 → 当日 の 5 ステップで進めます。
最初のヒアリングで、ふたりの価値観を丁寧に引き出すところから始めるのが特徴です。
ここからは、KIVIで実際にどう進めるかを書いていきます。
STEP1. ヒアリング
最初に、ふたりにゆっくり話してもらう時間を取ります。
「どんな家族と過ごしてきたか」
「両親に、何を伝えたいか」
「兄弟姉妹とは、どんな関係か」
「ご家族との時間を、どんなふうに過ごしたいか」
ふたりの関わりを、ひとつずつ言葉にしていきます。 ここが、家族婚の設計のすべての土台になります。
STEP2. 会場探し
ふたりの希望に合わせて、おすすめの会場を3件くらいに絞ってご案内します。
家族婚で選ばれることが多いのは:
- 老舗の料亭(きちんと感、ご年配にも安心)
- シェフの顔が見えるレストラン(料理を大切にしたい方)
- 古民家・歴史のある建物(落ち着いた空気)
- お庭のある会場(自然との一体感)
- ご自宅や思い出のある場所(物語のある場所)
名古屋市内なら、半日で3会場まわれます。
STEP3. コンセプト設計
ヒアリングをもとに、その日のコンセプトを言葉にしていきます。
「家族と、ゆっくり食事をする一日」 「これまでの感謝を、ちゃんと伝える日」 「これからの家族のスタートを、確かめる日」
家族婚であっても、コンセプトを言葉にすることで、当日のすべての選択(会場・料理・装花・進行)に一貫性が生まれます。
「家族だから簡単に」ではなく、家族婚だからこそ、ふたりらしさを丁寧に設計していく。
ここが、フリープランナーに頼む大きな価値です。
STEP4. 当日の設計
進行、装花、写真、衣装、料理。 ふたりの希望と、当日の流れを合わせて、ひとつずつ決めていきます。
業者とのやりとりは、こちらで引き受けます。 ふたりにDIYで頑張ってもらう必要はありません。 (DIYしたい!って場合は別です)
STEP5. 当日
家族とゆっくり過ごす一日。 おふたりは、ちゃんと家族に向き合う時間に集中してもらえます。
家族婚の当日の流れは、どんなパターンがありますか?
家族婚の当日の流れは、主に「写真撮影 → 食事会」と「挙式 → 食事会」の2パターンに分かれます。
シンプルに記念に残したい方は前者、誓いをきちんと立てたい方は後者を選ばれることが多いです。
パターン①:写真撮影 → 食事会
挙式は行わず、家族で集合写真や記念撮影をしっかり撮ってから、食事会に流れる形です。
「シンプルに、でも記念にちゃんと残したい」というおふたりに合います。費用も抑えやすく、当日の流れも穏やかです。
パターン②:挙式 → 食事会
最近、家族婚で人気のある形です。
家族の前で人前式や神前式を行い、ふたりが誓いを立ててから、食事会に移ります。
「家族だけだけど、誓いはきちんと立てたい」 「両親に、ふたりの新しい姿を見届けてほしい」
そう考えるおふたりに、選ばれることが多いです。 家族だけだからこそ、誓いの言葉が深く届く時間になります。
それぞれの中身
どちらのパターンでも、当日はこんな時間で構成されます。
写真撮影 (パターン①の場合):家族との集合写真、ふたりだけの写真、それぞれのご家族との写真。少人数だからこそ、ひとりひとりとちゃんと撮れます。
挙式 (パターン②の場合):人前式、神前式、教会式など、形は選べます。家族全員に祝福してもらう人前式を選ばれる方が多いです。
食事会:着席のコース料理を、家族で囲む時間。進行はお二人と一緒にコンセプトを元に作りますので全て違います。
お見送り:家族ひとりひとりに、ちゃんと顔を見て「ありがとう」を伝える時間。少人数だからこそ、これがちゃんとできます。
家族婚の費用はいくらですか?
家族婚の費用は規模と内容によって変わりますが、
写真撮影+食事会(6名〜)で60万円〜、
挙式+食事会(10〜15名)で80万円〜、
挙式+食事会(15〜20名)で100万円〜が目安です。
自己資金の目安は50〜100万円程度の方が多い印象です。
| 規模・内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| 写真撮影+少人数の食事会(6名〜) | 60万円〜 |
| 挙式+食事会(10〜15名) | 80万円〜 |
| 挙式+食事会(15〜20名) | 100万円〜 |
何にお金がかかるか、を分解するとこうなります:
- 会場費・料理代(全体の半分くらい)
- 衣装・ヘアメイク
- 写真・映像
- 装花・装飾
- 司会・進行
- プロデュース費用
フリープランナーに頼む家族婚で、自己資金として用意する目安は 50〜100万円程度 が多い印象です。
KIVIでは、おふたりの予算に合わせて、内容を調整しています。
「ここは大切にしたい」「ここはなくていい」を最初に振り分けて、必要なものだけに費用を使う形です。
400件以上のプロデュース経験から見えてきたのは、「結婚式場として常時稼働していない料亭やレストラン」を会場に選ぶと、
会場側の固定費が乗りにくいため、予算を抑えやすいということです。
条件次第では、自己負担100万円以下のおもてなし重視の家族婚も、十分に実現できます。
名古屋の家族婚プロデュース実例
KIVI で実際にプロデュースした家族婚の事例をご紹介します。会場の選び方、進め方、費用の作り方の参考になればと思います。
▶ 徳川園で紡ぐタイムレスな時間。本物志向の大人たちが選んだ丁寧なレストランウェディング
▶ 本格的な神社式と歴史ある料亭で叶えるアットホームな親族婚プロデュース(伊奈波神社×水琴亭)
家族婚でよくある質問
Q. 家族だけだと、寂しくならない?
A. 家族婚に参加された方からよく聞くのは、「むしろ濃い時間だった」という感想です。人数が少ないぶん、ひとりひとりとちゃんと話せて、家族との距離が縮まる時間になります。
Q. 時間がもたないんじゃない?
A. 少人数の式は、見せるものではなく、過ごすものです。家族と話す時間、写真を撮る時間、食事の時間。むしろ、終わったあとに「もう少し話したかった」と言われることが多いです。
Q. 親が「ちゃんとした式」を望んでいる場合は?
A. 人数が少ないからといって、簡略な式ではありません。老舗の料亭できちんとした料理を出したり、挙式を入れたりすることで、ご親族の納得感を保ったまま家族婚を組むことができます。
Q. 準備期間はどれくらい必要ですか?
A. 最短だと3ヶ月くらいから組めます。通常は6ヶ月〜1年で準備していくことが多いですが、ふたりのスケジュールに合わせて柔軟に対応できます。
Q. 打ち合わせって、どれくらい必要?
A. KIVIでは、通常の結婚式と同じくらいの工数をかけて、打ち合わせを重ねます。家族婚だから簡略に、ではなく、ふたりらしい一日にするために必要な対話をしっかり取る、という考え方です。「もっと効率よくサクッと済ませたい」というおふたりには、小規模専門の式場のパッケージ型プランのほうが合うこともあります。
Q. 遠方在住でも、家族婚のプランニングを依頼できますか?
A. 可能です。オンラインでの打ち合わせを中心に、対面は最小限でプランニングを進めることもできます。実際に宮城県在住のお二人を、岐阜での結婚式でプロデュースした実例もあります。LINEでこまめにやり取りできるので、遠方からでも安心して進めていただけます。
Q. 名古屋のどんな会場で、家族婚はできますか?
A. 老舗の料亭、シェフの顔が見えるレストラン、古民家・歴史のある建物、お庭のある会場、ご自宅・思い出のある場所など、幅広く選べます。徳川園のようなガーデンレストラン、伊奈波神社のような歴史ある神社など、おふたりの価値観に合わせて会場をご提案します。
Q. wedding KIVI のプロデュース料はいくらですか?
A. プランによって異なります。フォト+食事会プロデュース(10名まで)は 7.7万円から、少人数プロデュース(挙式+披露宴 30名まで)は 22万円、フルプロデュース(30名以上)は 26.5万円が目安です。
名古屋・愛知県での家族婚は、wedding KIVIへ
wedding KIVI(ウェディングキビ)は、名古屋を拠点にしているフリーウェディングプロデューサーです。
愛知・岐阜・三重を中心に、おふたりに合った家族婚をプロデュースしています。
「家族と、ゆっくり過ごす一日にしたい」 「派手なことはしたくないけれど、人生の節目はちゃんと整えたい」 「自分たちらしい形で、感謝を伝えたい」
そういうおふたりに、ひとりひとりの関わり方から、その日の時間を一緒に設計していきます。
ご相談は、おひとりでも、ふたりでも。 まずは、どんなことを考えているか、ゆっくりお話を聞かせてください。
【関連記事】
▶ 全体像はこちら:会場に所属しないプランナーに、結婚式を頼むということ
著者について
加藤満喜(かとう まき)
wedding KIVI 代表 / フリーウェディングプロデューサー
名古屋を拠点に、愛知・岐阜・三重エリアで活動。 ブライダル業界歴 約15年、プロデュース実績 400件以上。
家族婚・少人数結婚式・オーダーメイドウェディングを中心に、おふたりの価値観から紡ぐ結婚式を設計しています。
「ちゃんと、自分たちらしく」を大切にしたいおふたりに、人との関わりからその日の時間を一緒に設計するプロセスを大切にしています。
おもいを伝える結婚式 / フリーウェディングプランナー wedding KIVI 名古屋 / 加藤満喜