結婚式と離婚率の関係とは? 国内外の調査から考える「お二人に合った結婚式」

「結婚式を挙げるかどうか」を迷うカップルが増えています。
費用の高さや準備の大変さから、「ナシ婚でもいいのでは」という声は年々大きくなっています。
一方で、「式を挙げた夫婦のほうが長続きする」「挙げなかった夫婦は離婚しやすい」という話も耳にします。

これは都市伝説なのか、それとも根拠のある事実なのか。


この記事では、国内外の調査・研究データをもとに、結婚式と離婚率の関係を丁寧に読み解いていきます。
そして最後には、データが教えてくれる「本当に大切なこと」と、KIVIが考える「夫婦の土台のつくり方」にたどり着きます。

KIVIでは1時間無料のオンライン相談もできますので、「色々調べたけど、結局結婚式どうすれば良いかわからない」と悩んでいる方はぜひLINEからご連絡ください。

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日本のデータ:「ナシ婚」と離婚の関係

離婚歴がある方の42.9%が、初婚時に結婚式等をしていない

まず、国内の調査から見ていきましょう。

結婚式場大手のアニヴェルセルが実施した 「アニヴェルセル総研」の調査 (2024)では、「現在も婚姻中(円満)」の方と「離婚歴あり」の方の、初婚時の結婚式実施率を比較しています。

その結果は、「離婚歴がある方の42.9%が、初婚時に結婚式等をしていない」というものでした。
円満な既婚者に比べて、結婚式を挙げていない割合が明らかに高いのです。さらに遡ると、同総研の 2016年の調査 では、「離婚歴がある人の82.4%が、初婚時に何もしていなかった」と回答しています。

 

複数の調査でわかる、離婚率と結婚式の実施有無の関係

リクルートブライダル総研の「 離婚に関する調査2016 」でも同様の傾向が確認されており、挙式を実施した割合は今も結婚している人が87.0%、離婚した人で69.4%と、18ポイント近い差がありました。

 

披露宴・披露パーティの実施率でも、今も結婚している人が81.3%に対し離婚した人は63.1%と、やはり大きな差が見られます。

 

「 みんなのウェディング 」が過去に実施した調査でも「ナシ婚夫婦の約30%がのちに離婚している」「結婚生活が3年以上続く夫婦の6割が式を挙げている」という傾向も報告されており、複数の国内調査が同じ傾向をあらわしています。

「相関」であって「因果」ではない:大切な前提

ただし、ここで一度立ち止まることが必要です。

上記のデータはすべて「相関関係」であり、「因果関係」ではありません。
つまり、「結婚式を挙げていないから離婚した」のではなく、「そもそも離婚に至るカップルには、式を挙げない傾向があった」という解釈もできます。

リクルートブライダル総研の調査では、挙式や披露宴を実施した夫婦のほうが、結婚前後に以下を実施した割合が高いことも示されています。

  • 金銭感覚のすり合わせ
  • 価値観のすり合わせ
  • 家族同士が親しくなる経験

つまり、結婚式そのものよりも、準備を通じた「対話と準備のプロセス」が、婚姻関係の安定に寄与している可能性が高いのです。
この視点を持ったまま、次は海外のデータを見てみましょう。

アメリカの研究:「費用」と「ゲスト数」という2つの鍵

国際的にもっとも引用されている研究が、アメリカ・エモリー大学の経済学者の調査 (2015)です。

米国内の既婚・離婚経験者 3,000人超 を対象にしたこの研究は、婚約指輪・結婚式への支出と婚姻期間の関係を統計的に分析したもので、以下の2つの重要な発見をしています。

① 「費用が高いほど、離婚しやすい」

婚約指輪への支出が 2,000〜4,000ドル (約325,000円〜650,000円)のケースは、 500〜2,000ドル (約81,500円〜325,500円)のケースよりも離婚リスクが1.3倍高い という結果が出ました。

結婚式費用が 2万ドル超 (約323万円)になると、そのリスクはさらに上昇します。 

② 「ゲスト数が多いほど、離婚しにくい」

招待ゲストの人数が多いほど婚姻期間が長くなるという、費用とは逆方向の相関も確認されています。

研究者たちはこのメカニズムを次のように考察しています。

  • 費用面 :過度な支出は結婚スタート時点での「経済的負債のストレス」を生む。財政的プレッシャーは夫婦間の摩擦の最大原因の一つ。
  • ゲスト面 :多くの人の前で誓いを立てることは「社会的コミットメント」を強め、友人・コミュニティによる「社会的サポート(社会資本)」が困難な時期の夫婦を支えるクッションになる。

イギリスのデータ:「8%」という数字の重み

英国のシンクタンクも、興味深い調査結果(2022)を発表しています。

イギリスのデータでは、 2万〜3万ポンド(約430万円〜645万円)の高額な結婚式を挙げたカップルの、最初の3年間の離婚率は8% に達しました。平均(5%)と比べると、明らかに高い水準です。

一方で、 ゲストが10人以下という極端に小規模な結婚式は、10年以内の離婚率が平均の約2倍 になるという結果も出ています。

 

高額すぎる式も、誰にも祝福されない式も、どちらもリスクになり得るというわけです。

英国のデータが特に示唆するのは、「結婚式というイベント(1日)」に過度に集中するカップルは、「結婚生活(日常)」へのコミットメントが不足しがちであるという点です。

中国の事例:アジアの「経済的プレッシャー」問題

中国でも「身の丈を超えた出費が、のちの夫婦関係に長期的なマイナスをもたらす」という構造は、米国・英国と文化が異なっていても共通して観察されます。

中国では近年、新郎側が新婦側に支払う高額な結納金「 彩礼(Caili) 」が社会問題化しています。

地域によっては数百万円規模に達する彩礼は、単なる文化的慣習を超えて、家計の深刻な圧迫・義実家との対立・離婚時の法的紛争(特に住宅登記をめぐる男女間の不平等)などと直結するケースが増えています。

 

国際比較で見えてくる「2つの傾向」

複数の国・地域のデータを横断的に整理すると、結婚式のあり方が婚姻の安定性に影響を与えるメカニズムとして、主に2つの理論が浮かび上がってきます。

「何にいくらかけるか」

見栄や外圧による過度な支出が家計を圧迫し、夫婦の幸福度を長期的に押し下げている。
(関連する要因:式の費用・結納金・婚約指輪)

「誰にどう祝ってもらうか」

多くの人の前で誓いを立てることが「心理的抑止力」と「社会資本(サポート)」として機能する。
(関連する要因:ゲスト数・周囲との関係性)

 

この2つの理論は対立するものではなく、分けて考えるべきです。

データが教えてくれる、本当の答え

国内外の調査を総合すると、見えてくるのは以下です。

  • 「高額な式が幸せを保証するわけではない」 :むしろ、経済的な無理は関係を壊すリスクになる
  • 「ナシ婚が離婚を招くわけでもない」 :ただし、祝ってくれる人が少ない・準備の対話がないことは、後の関係に影を落とすことがある
  • 「準備のプロセスそのものに意味がある」 :価値観・金銭感覚・家族との関係を整えていくことが、式よりも重要かもしれない

大切なのは、 「世間の相場」でも「SNS映え」でも「親の期待」でもなく、二人が本当に納得できる選択をすることです。

 

【KIVIの視点】データが教えてくれる、本当に長続きする結婚式のつくり方

KIVIでは、一般的な結婚式場のような「用意されたパッケージから選ぶ結婚式」は行いません。なぜなら、それはお二人の人生に寄り添った形ではないからです。

私たちが何よりも大切にしているのは、データが重要だと証明している「準備のプロセス(対話)」そのものです。 

 

徹底的なヒアリングで、価値観を言語化する

KIVIでは、最初にお二人のこれまでの歩み、人生の背景、大切にしている人間関係を徹底的にお聞きします。
「何のために式をやるのか分からない」「目立つのは恥ずかしい」といった漠然とした本音もすべて引き受け、その背景にある想いを紐解いていきます。
お互いの価値観を言葉にし、すり合わせていくこのプロセスこそが、式が終わったあとの長い人生の「道しるべ」になります。

「見栄やテンプレ」を引き算し、身の丈に合ったおもてなしを設計する

データが示す通り、無理な高額費用は夫婦を不幸にします。
KIVIのオーダーメイドウェディングは、やりたくない演出(派手な入場やケーキ入刀など)や、不要な装飾はすべて引き算します。
カメラマン、ヘアメイク、装花などのクリエイターもお二人の意思で自由に設計できるため、無駄な中間マージンをカットし、本当に大切なゲストへ「美味しいご飯を食べてもらう」といった、身の丈に合った本質的なおもてなしに予算を集中させることができます。

 

おわりに:お二人にとって意味のある形が、一番の正解

データが教えてくれるシンプルな真実。
それは、「豪華にすれば幸せになれる」わけでも、「式をしなければうまくいかない」わけでもない、ということです。

もっとも大切なのは、「ふたりが人生に向き合い、話し合い、お互いが100%納得できる選択をしたかどうか」にあります。

 

招待するゲストが何人でも、料亭での小さな食事会でも、フォトウェディングを組み合わせたアットホームな時間でも、形は何でも構いません。

 

KIVIでは、結婚式をやる・やらないの選択も含めて、お二人の状況をフラットにお聞きする「無料相談(オンライン・1時間)」を行っています。世間のルールや式場のテンプレートに窮屈さを感じているなら、まずは一度、お二人の心の中にある素静な想いを聞かせてくれませんか?

 

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参考資料:

海外の研究・調査

国内の調査

 

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