結婚式を考えるとき、
「ゲストに楽しんでほしい」
「家族にも喜んでほしい」
そう思うのは、とても自然なことだと思います。
私も自分が満たされることより、
ゲストや家族のことを先に考えてしまうタイプです。
それは、私がもともと
他者承認がないと自己承認できない人間だったから。
誰かが喜んでくれること。
誰かに認めてもらえること。
そこではじめて、自分の価値を感じられるような感覚がありました。
でも、今は思うんです。
もちろんおもてなしは大切。
だけど、
それだけが家族やゲストの満足につながるわけではないのかもしれない。
結婚式の本質は、
自分たちがどんなふうに生きてきたのか、
どんな人たちに支えられてここまで来たのか、
その軌跡をちゃんと感じてもらうことにもあると思っています。
そして、
「あなたがいてくれたから、私はこんなにも幸せに生きてこられたんだよ」
そんなことが伝わる時間にすること。
それは、
これまで近くで支えてくれた家族や友人に向けてはもちろん、
これから家族になっていく人、
おふたりの人生に関わっていく人、
当日に初めましてから、大切な存在になっていく人たちにも届いていくものだと思うんです。
結婚式には、
これまでの感謝を伝えたい人と、
これから関係を育んでいく人の両方がいる。
だからこそ、
ただ“招く”だけではなく、
おふたりの人生や想いに触れて感謝を伝えることで
「ふたりの人生に自分がいてよかったんだ」
と思ってもらうこと。
私たちはこんな二人ですと感じてもらうことで
「これからこのふたりの人生に関わっていけることがうれしい」
と思ってもらえること。
両方に意味があるのだと思います。
結婚式は、
新郎新婦が祝われるだけの日ではなく、
そこにいるみんなが
お互いの存在を承認し合える時間。
あなたの人生に自分がいたこと。
あなたがいてくれたから今の自分がいること。
そして、
これから夫婦になったあなたの人生に関わっていくこと。
それを感じられる時間。
私は、そんな時間こそが結婚式の本質だと感じています。