今後日本は少子高齢化まっしぐら。
2060年には人口の40%、2.5人に1人が65歳以上。
どんどん結婚式のマーケットは縮小していきます。
ただ結婚式というのは文化でもあるので、
携帯電話のように新しい革新的なテクノロジーに取って変わられる事により、そのもの自体がなくなってしまう。
という事は考えにくい。
歴史上、結婚式は形を変えながら受け継がれてきたセレモニーであるから。
そして結婚という制度が無くならない限り、
それを祝うセレモニーは無くならない。
ではこれから日本の結婚式はどうなっていくんだろう?
日本の現状を踏まえ、近未来のウェディング事情を紐解いてみます。
結論から言うと、
圧倒的に安心感のあるブランドが勝つ
今までは誰もやった事のない式場や新しい式場が選ばれていた。
それが優越感を生む時代だったから。
でもこれからの日本はますます経済格差が広がって、
結婚に伴うお金を十分使える人達と、ほとんど使えない人達に別れる。
中間はない。
十分使える人達は、今までの自分たちの世界観の中で式場を選ぶ。
つまり、お祝いやイベントなどで主として使っているホテルなどだ。
そしてほとんど使えない人達は、参列経験があって好印象だった会場を選ぶか、
それで予算が合わなければ結婚式をしない選択をする。
なぜか?
これからの時代、
「知らない」はリスクになるから。
つまり極力失敗をしない、いわゆる、
「リスクを取らない選択」をするからだ。
だとしたら、我々は何をすべきだろうか?
今あるウェディング施設はこの「十分お金が使える層」の奪い合い、
もしくは「ほとんど使えない層」から結婚式のシェアを取るための低価格競争の二局化になる。
富裕層は格式や伝統、安心感や特別感のあるブランドを選び、
一般層はよりプライスレス化していくから、
結婚式をするためだけに造られた施設は、その価値を結婚式だけに頼っていては、もうやっていけない時代。
これからは、
「結婚式をする」(メインコンテンツ)から
「結婚式を創るという体験」(プロセスエコノミー)が
価値を生む
だから、どこでやるか?より
だれとやるか?がより重要な時代になる。
風の時代へ。